ファッションの分野で「色」はとても大切なものです。
同じデザインでも、色で印象はかなり変わりますし
人によっては、自分が購入する服は色で決める、という人もいるくらい。
つまりファッション業界では「色」は商品価値の1つになります。
そのため、ファッション業界においての色の役割を知ることはとても大切です。
ファッションは、皆さんが興味のあるところですよね
1.ファッションにおける色の役割は2つある。
ファッションにおいて色の考え方は2つあります。
それはファッション市場で大きく影響を与える
「トレンドカラー」というもの。
街を歩いているとその年に多く見かける服の色です。
そして、2つ目は最近「イエベ・ブルべ」という言葉をよく聞くと思いますが
これはパーソナルカラーに関わる言葉。
この「トレンドカラー」と「パーソナルカラー」は全く違うものです。
ここではファッションにおける
「トレンドカラー」と「パーソナルカラー」の違いについて説明します。
よく聞くトレンドカラーとパーソナルカラーは、どう違うかをまとめました
2.アパレル業界におけるトレンドカラーの役割
ファッション業界で、売り上げに大きく影響するのが
「トレンドカラー」です。
例えば、まだ春ではない1月や2月ぐらいに
「今年の春のトレンドは○○色です」なんて聞くこともあると思いますが
皆さんは、実際のシーズンが始まる前にトレンドカラーの情報が出るのが
不思議だな~、と思ったことはないでしょうか?
「トレンドカラー」は
実際のシーズンより2年も前に決められるのですが
(例えば、2022年春夏トレンドカラーであれば2020年に決まるということです!)
そもそも、なぜ「トレンドカラー(流行色)」というものがあるのでしょうか?
それは、ファッション業界全体でトレンドカラーがあったほうが
消費の動向を作りやすく、不要な在庫になる商品をなるべく作らないようにするための
ファッション業界の知恵というもの。
そのため、「トレンドカラー(流行色)」はよく「業界側の仕掛けの色」と言われます。
つまり、業界としては、個人が似合うかどうかより
多くの人に買ってもらえる、つまり売れる色が「良い色」になります。
3.消費者の立場の視点の「パーソナルカラー」
しかし、消費者にとってはお店で売れたかどうかということよりも
お金を出して買った服が「自分に似合っているかどうか」のほうが大切!
つまり、販売側にとって在庫を少なくするための知恵の「トレンドカラー」と、
消費者側の立場で考えた「パーソナルカラー」という
立場の違いによる位置づけの違い、ということなのです。
消費者としては売り上げがあった色よりも、自分がきれいになる色に興味はありませんか、
4.パーソナルカラーを知ると自分に合ったトレンドカラーも自分で選べる!
パーソナルカラーを知ると、自分基準で色を選べるのが良いところ!
よく販売員に「今年の流行色ですよ」と勧められて、買ったは良いけど、実際は、
なんとなく…あまり自分的にはしっくりこなくて、、結局タンスの肥やしになる、なんてことよくありますよね!
でも、自分で似合う色が選べると、自信をもって買った服を着こなすことができるし
結局は着なかった、という、無駄なものを買うことがとても少なくなり、とても買い物上手になります!
また、流行色は1色ではなくパレットになって複数の色が出るので
その中から自分の似合う色を探せるのでとても便利なんです!
いかがでしたか?色の勉強の分野としてファッションカラーはとても注目されるところ。
ただパーソナルカラーは、色の基本的な勉強をしたうえで、それを人に対してどのように展開していくかという、いわば色の応用なので、色彩の基本的な勉強とは別に、パーソナルカラーはパーソナルカラーとして勉強する必要があります。
しかし、パーソナルカラーがわかるようになると、自分の似合う色がわかるので、一生、洋服の色選びに困ることはなくなります。
ぜひ。皆さんもパーソナルカラーを勉強して流行色も自分で色を選べるようになると
買い物の幅がとても広がってとても楽しくショッピングが出来るようになるので、ぜひ体験してみてください!
トレンドカラーとパーソナルカラーの違いを知って両方を楽しめるようになりましょう!